昨年初めて次男を甲子園観戦に連れて行き、結果阪神ファンになったので、今年から親子でファンクラブに入会しました。
私は仕事の付き合いで年に1.2回程度観戦するくらい(頂き物のチケット)なのですが、今年は子供が行きたいということで、頑張ってチケットを購入し数回行けることとなりました。
今回は1回目の観戦の報告となります。
4月25日。今年もプロ野球の熱い季節がやってきました。特にこの日は、伝統の一戦とも言える阪神タイガース対読売ジャイアンツの試合が甲子園球場で行われるということで、数週間前から子供たちと指折り数えて楽しみにしていました。球場の雰囲気を肌で感じ、大勢のファンと一緒に声援を送る一体感は、子供たちにとって忘れられない思い出になるはずです。しかも、この日のタイガースは4連勝中 。勢いに乗っているチームを応援できるというのは、さらに気分が高まります。家族三人(私と長男/オリックスファンと次男)、それぞれの期待を胸に、いざ聖地・甲子園へと向かいました。
いざ甲子園へ!熱気あふれる外野席の雰囲気
この日は子供達の学校が家庭訪問週間とのことで、お昼すぎに帰宅。早速球場へ近鉄電車から阪神電車へ乗り換え向かいました。
試合開始は18時、甲子園駅に到着したのは15時くらいでたが、すでに多くのファンの方々がいらっしゃり、異様な熱気に包まれていました。子供たちはこの雰囲気に目を丸くし、早く球場に入りたいとはしゃいでいました。
まだ入場できなかったため、近くのららぽーとで早めのご飯を食べて、いざ入場!
ファンクラブ応援デーとのことで、ファンクラブ会員特典のピンバッジの引き換えをしてからの入場となりました。
長男は生粋のオリックスファンなので、ファンクラブには入会せず、いただきませんでした。
またレジェンズデーということで入場時にも全員プレゼントのピンバッジもいただきました。
左がファンクラブ特典、右が全員プレゼント。


ゲートをくぐり、外野席へと足を踏み入れると、開始40分前にも関わらず大勢ファンの方が開始を待っていました。左側のレフトスタンドには、ジャイアンツのチームカラーである黒とオレンジのユニフォームを着たファンが集結し、こちらも負けじと応援のボルテージを高めています 。この両チームのファンが入り混じった独特の雰囲気こそ、阪神巨人戦ならではの醍醐味と言えるでしょう。
さらにこの日は、球場に往年の名選手、田淵幸一さん、江夏豊さん、掛布雅之さんが姿を見せ、スタンドを沸かせました 。江夏さんは車椅子で登場されましたが、ピッチングをする姿は非常に格好よく感じましあた。
私もその世代ではなく、子供は特にピンとこないかもしれませんが、かつてのタイガースを支えたレジェンドたちの登場は、長年のファンにとってはたまらない瞬間だと思います。
また、バックスクリーンには、前日に訃報が伝えられた小山正明さんを悼む半旗が掲げられており 、球場全体が追悼の念に包まれていました。黙祷も捧げ、その時は時間が止まったかのような感覚になりました。
このような特別な日に立ち会えたことも、この日の観戦をより記憶に残るものにしてくれました。

注目の試合展開:子供たちも釘付け!佐藤輝明選手のホームランに大興奮
試合が始まると、球場のボルテージはさらに上がります。先攻のジャイアンツの攻撃を、タイガースの先発・村上投手が落ち着いたピッチングで抑え、上々の立ち上がりを見せます 。そして迎えた3回裏、1アウトからランナーが出塁し、チャンスの場面で打席には4番・佐藤輝明選手。球場全体が固唾をのんで見守る中、放たれた打球はレフトスタンドへ一直線! 。甲子園名物の浜風に乗った打球は、バックスクリーンに飛び込む大きな3ランホームランとなりました。
この瞬間、球場の興奮は最高潮に達し、私たちも周りのファンと一緒に立ち上がって歓喜の声を上げました。子供たちも目をキラキラさせながら、「すごい!」「やったー!」と大喜び。特に下の子は、プロの選手の迫力あるプレーにすっかり魅了された様子でした。このホームランでタイガースは4対1とリードを広げ、試合の流れを大きく引き寄せました。オリックスファンの長男もすごいなと興奮していました。
その後も、村上投手は安定したピッチングでジャイアンツ打線を寄せ付けず、8回を1失点に抑える好投 。最終回は守護神・岩崎投手がしっかりと抑え 、タイガースが4対1で宿敵ジャイアンツを下し、見事5連勝を飾りました 。最後まで気の抜けない白熱した試合展開に、子供たちも声援を送り続け、勝利の瞬間には私以上に喜んでいました。
外野席ならではの楽しみ:応援と一体になる!
外野観戦の醍醐味は、何と言ってもその一体感です。特にライトスタンドは、熱狂的な阪神ファンが集まるエリア 。試合中は常に応援歌が歌われ、球場全体が揺れるような熱気に包まれます。私たちもは今回はライトスタンドでしたが、周りのファンと一緒に手拍子をしたりして、その熱狂的な雰囲気を楽しみました。子供たちも最初は少し戸惑っていましたが、周りのファンの勢いに押されるように、次第に大きな声で応援するようになっていきました。
レフトスタンドには、ビジターであるジャイアンツのファンが集まっており 、こちらも熱心に応援していました。同じ空間で、それぞれのチームを応援するファンが入り混じっている光景は、対戦カードならではの面白さです。
子連れ観戦のあれこれ:外野席での挑戦と喜び
子供目線で
試合中は、子供たちが飽きないように、適度に声をかけたり、売店で飲み物を買って休憩したりしました。特に小さなお子さんの場合、じっと座って観戦し続けるのは難しいので、飽きてきたら少し球場内を散歩してみるのも良いかもしれません 。また、トイレの場所も事前に確認しておくと安心です。
甲子園グルメ!:定番の味から子供向けまで
甲子園観戦の楽しみの一つといえば、球場グルメも外せません。この日は食べてから入場したので、おつまみ程度しか購入してませんが、次回はこれが食べたい!あれも美味しそう!とワクワクしていました。売店は試合開始前やイニング間など、時間帯によっては混雑することもあるので、少し時間に余裕を持って行くのがおすすめです。また、飲み物なども事前に用意しておくと、スムーズに観戦を楽しめます。
思い出に残る一日:家族の絆が深まった熱い甲子園体験
今回の甲子園観戦は、私たち家族にとって忘れられない一日となりました。球場の熱気、選手たちの迫力あるプレー、そして何よりも家族みんなで一緒に応援できたという一体感。佐藤選手のホームランの瞬間、周りのファンとハイタッチをして喜びを分かち合った時の興奮は、今も鮮明に覚えています。子供たちも、初めての本格的なプロ野球観戦に大満足だったようで、帰りの電車の中では今日の試合の感想を興奮気味に話していました。「また絶対に行きたい!」という子供たちの言葉が、この日の体験がどれほど心に残ったかを物語っているように感じます。家族みんなで同じ体験を共有し、喜びを分かち合うことができた、本当に素晴らしい一日でした。
子連れ外野席観戦のヒント:我が家の体験から学ぶ
今回の経験を踏まえ、子連れで甲子園の外野席観戦を検討している方に向けて、いくつかアドバイスをさせていただきます。
まず、チケットについてですが、3歳以下のお子さんはチケットなしで入場できますが、席が必要な場合はチケットを購入しましょう 。4歳以上のお子さんは必ずチケットが必要です 。外野席は比較的リーズナブルな価格設定になっていますが、お子さんの年齢や人数に合わせて検討することをおすすめします。
座席については、外野席の上段は時期によっては寒いです風が強くあたり、周りの大人も寒い寒いと言っていました。防寒対策が必要な時期もありますので気をつけてください。
また小さなお子さん連れの場合は、通路側の上段の席を選ぶと、お手洗いや休憩に行く際に便利かもしれません。
トイレは阪神の攻撃が終わると皆いきますので、タイミングは大事です。またお食事の購入もタイミングが悪いと混みますし、売り切れも発生するので、欲しいものは早めに購入してください。
持ち物としては、帽子や日焼け止めなどの日焼け対策は必須です 。特に外野席は日差しを遮るものが少ないため、しっかりと対策をして臨みましょう。飲み物や軽食も持ち込むことができますが(球場によってルールが異なるので事前に確認してください)、子供向けのおやつなどを用意しておくと安心です。また、小さなお子さんには、本など、時間を持て余した際に遊べるものがあると便利かもしれません。
観戦中の注意点としては、お子さんが飽きてぐずってしまう可能性も考慮しておきましょう。無理に最後まで見続けさせるのではなく、適度に休憩を挟んだり、球場内を散歩したりするのも良いでしょう 。グッズ売り場も球場内からいけますので、子供が飽きてきた頃に行ってみるのもありです。
思い出に残る一日
今回の甲子園観戦は、私たち家族にとって忘れられない一日となりました。球場の熱気、選手たちの迫力あるプレー、そして何よりも家族みんなで一緒に応援できたという一体感。佐藤選手のホームランの瞬間、周りのファンとハイタッチをして喜びを分かち合った時の興奮は、今も鮮明に覚えています。子供たちも大満足だったようで、帰りの電車の中では今日の試合の感想を興奮気味に話していました。「また絶対に行きたい!」という子供たちの言葉が、この日の体験がどれほど心に残ったかを物語っているように感じます。家族みんなで同じ体験を共有し、喜びを分かち合うことができた、本当に素晴らしい一日でした。