皆さんもどこかで聞いたことのあるタイトルではないでしょうか?
着せ替え人形は”ピスク・ドール”と呼びます。
全く内容を知らない方からすると、魂を持った人形が出るホラー??とか思ってしまうかもしれません。
私もそうでした。蓋を開けると、胸がキュンとするラブコメでした笑
2022年にはアニメ化、2024年には TVドラマ化された本作。アニメの2期目の放送が決定しましたので、遅ばせながら記念に作品紹介をしたいと思います。
作品概要
『その着せ替え人形は恋をする』は、福田晋一先生による日本の漫画作品です。
雛人形の頭師(かしらし)を目指す内気な男子高校生・五条新菜(ごじょう わかな)と、明るく社交的なギャル系ヒロイン・喜多川海夢(きたがわ まりん)が織りなす青春ラブコメディで、2018年より「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載されています。新菜は雛人形づくりという渋い趣味のせいでクラスに馴染めずにいましたが、ひょんなことからクラス一の人気者・海夢の“コスプレ衣装作り”を手伝うことになり、そこから二人のドキドキな学校生活が始まります。
本作はコスプレを題材に、趣味に本気で打ち込む若者たちの姿を描いた物語です。
海夢はアニメやゲーム・漫画が大好きで、自分も大好きなキャラクターのコスプレに憧れており、新菜が持つ雛人形仕込みの裁縫技術に目をつけ衣装制作を依頼します。
ギャルの海夢と職人肌の新菜という正反対の二人がお互いの「好き」を共有し合うことで徐々に距離を縮めていきます。
ジャンルとしてはラブコメディでありつつ、コスプレ衣装づくりの過程やオタク趣味への熱意が丁寧に描かれており、読者からは「なにかに熱中して好きでいることの素晴らしさを感じられる作品」と評されています。
コミックスは全14巻まで刊行中(2024年11月現在)で、2022年にはテレビアニメ第1期が放送され人気を博しました。2025年には待望の第2期放送も控えており、ますます注目を集めている作品です。
登場人物
本作に登場する主なキャラクターを紹介します。
各キャラクター同士の掛け合いや成長も本作の見どころの一つです。
五条 新菜(ごじょう わかな)

本作の主人公。
高校1年生の男子で、雛人形の顔を作る 「頭師」を志し日々修業中。幼い頃に雛人形の美しさに魅了されて以来その道に打ち込んでおり、とても真面目で一途な性格。しかし過去の経験から自分に自信が持てず、クラスでは趣味を隠して孤立気味。海夢との出会いをきっかけにコスプレ衣装作りに挑戦し、自身の殻を破っていく。
喜多川 海夢(きたがわ まりん)

本作のヒロイン。新菜のクラスメートで高校1年生のギャル女子です。明るく裏表のない性格でクラスの人気者、読者モデルとしても活動するほどの美少女ですが、大のアニメ・ゲーム好きでもあります。コスプレへの憧れが強く、自分の好きなキャラクターになりきることに情熱を燃やしています。新菜に衣装制作をお願いしてからは彼を「ごじょーくん」と呼び、コスプレを通じて距離を縮めていきます。オタク趣味にも全力で、本当に好きなものには一直線なその姿は、多くの読者を惹きつける大きな魅力となっています。
乾 紗寿叶(いぬい さじゅな)

コスプレイヤー仲間の少女。高校2年生で、ハンドルネームは「ジュジュ」。小柄でクールな雰囲気ですが有名な人気レイヤーです。新菜と海夢の作った衣装のクオリティに惚れ込み、新菜に自分の衣装も依頼します。当初は新菜にツンケンした態度でしたが、一緒に撮影会(合わせ)を行う中で打ち解けていきます。実は妹思いの優しい性格で、後述の心寿と二人で活動することが多いです。
乾 心寿(いぬい しんじゅ)

紗寿叶の妹。中学2年生で、姉のジュジュこと紗寿叶を深く尊敬し、カメラマンとして姉のコスプレ活動を支えています。年齢相応に大人しく控えめですが、体格は姉よりずっと大きくグラマー。コスプレに憧れる気持ちも持っており、後に海夢たちの後押しで自らコスプレに挑戦するエピソードもあります。写真撮影の腕前は確かで、姉妹で二人三脚の活動をしています。
五条 薫(ごじょう かおる)

新菜の祖父。雛人形職人の工房を営んでおり、新菜に雛人形作りを教えた師匠でもあります。寡黙ですが孫思いな優しいおじいさんです。両親を早くに亡くした新菜を男手一つで育てており、新菜がコスプレ衣装作りに打ち込むことにも理解を示して温かく見守っています。
この他にも、海夢のクラスメイトで親友の菅谷乃羽(すがや のわ)や磯崎瑠音(いそざき るね)など、周囲を取り巻く人物も登場します。彼女たちは海夢の良き友人であり、新菜にもフランクに接して物語を盛り上げます。登場人物が皆それぞれ魅力的で個性的なのも、本作の大きな魅力と言えるでしょう。
コミック既刊14巻のあらすじ
ここからは、コミックス既刊(第1巻~第14巻)の各巻あらすじを簡潔にご紹介します(※ネタバレを含みますのでご注意ください)。
- 第1巻 – 雛人形職人を夢見る高校生・新菜は、ひょんなことからクラスメイトのギャル・海夢のコスプレ衣装作りを手伝うことになります。放課後の被服室でミシンに向かう新菜の前に現れた海夢から「大好きなキャラの衣装を作って!」と頼まれ、新菜は戸惑いながらも引き受けることに。こうして二人の秘密の製作活動が始まり、ドキドキいっぱいのコスプレ・スクールライフが幕を開けます。
- 第2巻 – 新菜は海夢のために初めてのコスプレ衣装制作に挑みます。課題はギャルゲー『聖☆ヌル女学園』のキャラ衣装で、タイムリミットはコミケまでわずか2週間。徹夜続きの試練を乗り越え遂に衣装を完成させ、新菜は海夢の「最高の笑顔」を見ることができました。海夢も大感激し、ここから本格的に二人のコスプレ活動がスタートします。
第3巻 – 初のコスプレイベント(夏のとなコス)に参加し、海夢はコスプレデビューを果たします。イベント後、海夢の中で新菜への想いに少し変化が生まれ、「てかこれ、おうちデートってやつ?」とドキッとするような台詞も飛び出します。次なるコスプレの原作アニメを一緒に観るため、新菜は海夢の自宅を訪れることに…。さらにこの巻では人気コスプレイヤーのジュジュ(乾紗寿叶)が新菜の存在を聞きつけて登場し、物語が新展開を迎えます。
第4巻 – ジュジュこと紗寿叶からの衣装制作依頼を受け、新菜と海夢は彼女との合同コスプレ撮影会(合わせ)を計画します。ジュジュ&海夢がコラボする題材はアニメ『フラワープリンセス烈!!』の劇中キャラで、新菜は二人分の衣装を制作することに。試行錯誤の末に衣装は完成し撮影当日を迎えますが、新菜は撮影を盛り上げるためあるサプライズ作戦を用意していました。好きなものへの強い想いが通じ合い、キャラクター愛が3人の心を動かす感動的な撮影会となります。
第5巻 – 海夢の次なるコスプレは、彼女おすすめの漫画『サマ♡こま』(通称:サバこま)に登場する褐色サキュバス娘・リズきゅんです。新菜は大胆な露出衣装に戸惑いつつも製作を開始。撮影場所として海夢が選んだスタジオはまさかのラブホテルで、水着同然のリズきゅんコスで撮影敢行することに…!? 撮影後は打ち上げとして海夢と夏祭りデートを楽しみ、プールに花火に宿題と、コスプレ以外でも青春の夏休みを満喫するエピソードが描かれます。
第6巻 – 池袋のコスプレイベントで、新菜たちは女装コスプレイヤー「あまね」こと天野千歳と出会います。男性でありながら完璧な女の子姿の「あまね」に海夢は衝撃を受け、彼がコスプレを始めたきっかけのエピソードに思わず感動します。一方、新菜と海夢は次のコスプレ作品を何にするか思案し、ゴスロリ、魔法少女、褐色キャラ、サキュバスに続く新たなテーマが決定します。しかしその衣装作りで新菜はこれまでにない大苦戦を強いられることに…!?
第7巻 – 舞台は新菜たちの学校の文化祭編へ。海夢の通う高校では文化祭でコスプレをする独自のイベントがあり、クラスメイトたちも巻き込んで準備が進みます。海夢は文化祭の出し物で初めてのジャンルのコスプレに挑戦することになり、新菜もクラスメンバーと協力して衣装を用意することに。新菜にとってはクラスでの初めての本格的な共同作業でもあり、不安を抱えつつも皆と力を合わせて奮闘します。
第8巻 – 文化祭当日、海夢は人生初の男装コスプレを披露します。男性キャラになりきるため所作や声色に試行錯誤しつつ、クラスメートと一緒に撮影ブースを盛り上げます。新菜にとってもクラスメート達と取り組んだ初の共同制作は貴重な経験となりました。不安もありましたが皆との絆が生まれ、文化祭は大成功を収めます。そして文化祭後、海夢と新菜の仲もさらに深まっていくのです。
第9巻 – 海夢はアルバイトを増やして念願の一眼レフカメラを購入し、今度は「カメラマン」としてコスプレイベントに参加してみることにします。一方、新菜も同じイベント会場に、SNSで知り合った憧れのコスプレイヤーに会いに出かけます。イベント後の打ち上げ(アフター会)や、コスプレイヤー界隈で流行っているぬいぐるみ文化(推しキャラのぬい撮り)など、よりディープな世界を垣間見た新菜はカルチャーショックを受けつつも大いに刺激を受けます。
第10巻 – コスプレイベントで仲良くなった先輩レイヤーたちと、海夢と新菜は合同コスプレ(合わせ)をすることになります。題材はホラーゲーム『棺(ひつぎ)』で、本格的なホラー作品のキャラに挑戦です。必要な人数を集めるため、海夢は「あの人」をまさかの勧誘! 一緒に『棺』合わせに参加してもらうことになります。異色メンバーで挑むホラーコスに新菜は気合い十分です。
第11巻 – 『棺』合わせの撮影当日、人気レイヤーのジュジュ(紗寿叶)にサプライズ事件が起こります。彼女はブラックロベリアというキャラの漆黒ゴシック衣装に身を包んでいましたが、その口から語られた意外な言葉とは…? また、一連のイベント中に判明した「旭(あさひ)が海夢を避けていた理由」にも注目です。実は彼女が避けていたのにはある誤解が絡んでいました。それらの誤解も解け、物語はいよいよ冬コミ編へ突入します。
第12巻 – 季節はクリスマス。冬のコミックマーケット(冬コミ)に向け、海夢の新たなコスプレ対象である漫画『天命』の衣装製作が佳境に入ります。海夢はというと「冬コミが終わったら…」と新菜との関係に想いを巡らせつつ、初めて奮発した勝負下着を買い準備万端で浮かれモード。一方、新菜は難易度MAXの『天命』劇中キャラ・ハニエルの衣装に四苦八苦していました。
第13巻 – ついに冬コミ本番(コミックマーケット)当日を迎えます。新菜が心血を注いで完成させた『天命』ハニエルのコスプレ衣装に身を包んだ海夢は、念願のコミケ初参加でテンションMAX! 最高の衣装と最高のメイクで挑む初コミケは幸せな一日になる…はずでしたが、思わぬハプニングが待ち受けていて…? 大盛況の中、海夢は周囲からある誘いを受け、新菜は海夢を想ってまた複雑な気持ちを抱えることになります。
- 第14巻 – シリーズ最新刊。冬コミでの海夢のハニエルコスプレは前代未聞の大反響を呼び、なんと原作漫画の先生にまでその写真が届いてしまいます。一躍注目を浴びる海夢ですが、その陰で新菜は笑顔を見せず海夢との関係もぎこちなくなっていました。そんな中、新菜は気持ちを整理するため祖父と雛人形の展示会イベントへ海夢を誘います。イベント会場で久々に打ち解ける二人でしたが、そこでまさかの人物と鉢合わせしてしまい…!? 物語はクライマックス目前、二人の恋の行方から目が離せない展開です。
各巻とも、コスプレ衣装の製作過程やイベントでのエピソードを通じて、新菜と海夢の関係性が少しずつ進展していく様子が描かれます。巻を追うごとに登場人物も増え、物語の世界が広がっていくのが感じられるでしょう。なお原作漫画は完結(全115話)しましたが、2025年から公式スピンオフ『着せ替え人形でchu♡』の連載も始まっています。
本作の魅力
『その着せ替え人形は恋をする』が幅広い読者・視聴者を魅了する理由をいくつか挙げてみます。
キャラクターの魅力
何と言ってもヒロインの喜多川海夢の存在感が抜群です。その明るい笑顔とまっすぐな性格、「好き」を全力で楽しむ姿は読んでいてとても爽快で、読者からも「ヒロイン・海夢の魅力が作品を牽引している」とまで評されています。一見すると「オタクに優しいギャル」という記号的キャラに思えますが、海夢は自分自身もオタク趣味を持ち、それを恥じずにさらけ出す点で新鮮でした。新菜も含め、登場人物たちがそれぞれ自分の好きな世界に誇りを持っているところがこの作品の大きな魅力です。
丁寧な作画と衣装デザイン
漫画ではコスプレ衣装の細部まで美しく描き込まれており、作者の福田先生自身も衣装デザインや小物作りへのリサーチを重ねていることが伺えます。またアニメ版でも作画のクオリティは高く、「女の子がとにかく可愛い」という声が多く聞かれました。毎話ごとに変わる海夢のネイルアートやファッション、小物類も徹底して描かれており、今どきのリアルなギャル像が表現されています。新菜の作る衣装が完成したときの達成感や、キャラクターになりきったコスプレ姿の再現度など、ビジュアル面での楽しさも見どころです。
テーマ性(好きなことへの情熱)
本作はコスプレという趣味を通じて、「好きなことをとことん楽しむ」「仲間と分かち合う」ことの尊さを描いています。新菜は当初、人と違う自分の趣味に後ろめたさを感じていましたが、海夢と出会い自分の技術が誰かの役に立つ喜びを知ります。海夢もまた、新菜の職人魂に触れてよりコスプレに真剣に向き合うようになります。お互いの得意分野を認め合い、高め合っていく二人の関係性はとてもポジティブで、「読んでいると元気をもらえる」「自分の趣味を肯定してもらえた気持ちになる」という感想も多いです。趣味への理解者が現れたときの嬉しさや、打ち込めるものがある幸せが、読後に温かな余韻を残します。
ラブコメとしてのドキドキ感
新菜と海夢の関係は基本的にピュアで微笑ましいのですが、ところどころに胸キュンなシーンが散りばめられています。海夢が無意識に新菜をときめかせてしまう場面(距離が近い、衣装の採寸でドギマギする等)や、新菜が不意に男らしさを見せる場面など、王道のラブコメ展開がしっかり楽しめます。「早く付き合っちゃえよ!」と思わず応援したくなる二人でありつつ、お互いを意識して赤面する様子にはニヤニヤが止まりません。またラブコメでありがちな意地悪なライバルキャラが登場しないのも特徴で、みんなで趣味を楽しむ穏やかな雰囲気が最後まで続くのも心地よさの一因でしょう。
以上のように、本作はキャラクターの魅力×コスプレ×ラブコメが三位一体となった作品です。
アニメや漫画に詳しくない方でも、登場人物たちの生き生きとした表情や情熱に引き込まれ、「何かに夢中になるっていいな」と素直に感じられる内容になっています。
コメディ要素も適度に織り交ぜられているので笑えてキュンとして、とても読みやすい作品です。
アニメ第1期の情報
テレビアニメ第1期は2022年冬クール(1月~3月)に放送され、大きな話題を呼びました。以下、第1期アニメの基本情報をまとめます。
放送時期・話数
2022年1月9日から3月27日までTOKYO MXほかにて放送され、全12話で構成されています。日本のみならず海外配信でも人気ランキング上位に入るなど、冬アニメの中でもトップクラスの注目度となりました。
制作スタッフ
アニメーション制作はCloverWorksが担当し、監督は篠原啓輔氏、シリーズ構成・脚本は冨田頼子氏が務めました。キャラクターデザインは石田一将氏が担当し、原作の魅力的なキャラクターを見事にアニメ映えするビジュアルに落とし込んでいます。原作ファンからも「作画クオリティが高い」「色使いが綺麗」と好評でした。
声優キャスト
メインキャラクターの声は以下の声優陣が演じています。
- 喜多川海夢(まりん)役:直田姫奈(すぐた ひな)
- 五条新菜(わかな)役:石毛翔弥(いしげ しょうや)
- 乾紗寿叶(さじゅな)役:種﨑敦美(たねざき あつみ)
- 乾心寿(しんじゅ)役:羊宮妃那(ようみや ひな)
- 五条 薫(かおる)役:斧アツシ(おの あつし)
主題歌(テーマソング)
オープニングテーマはスピラ・スピカが歌う爽快ポップチューン「燦々デイズ」で、第1話から明るい曲調で作品を盛り上げました。
エンディングテーマは新人歌手・あかせあかりさんの「恋ノ行方」で、かわいらしい映像と相まってエンディングまで楽しめると好評でした。
特に「燦々デイズ」は国内外でストリーミング再生数が累計2500万回を超えるヒットとなり、作品の代名詞とも言える一曲になっています。
映像ソフト(DVD/Blu-ray)
アニメ第1期のBlu-ray&DVDは全6巻で発売されています(完全生産限定版・各巻2話収録)。第1巻は2022年3月23日にリリースされ、以降毎月順次発売されました。初回限定版には福田晋一先生描き下ろしイラストの三方背ケースや特製ブックレットなど豪華特典が付属し、全巻購入特典としてキャラクターデザイン・石田一将氏描き下ろしの全巻収納BOXも提供されています。販売も好調で、Blu-ray第1巻の初週売上は約8931枚を記録しオリコン週間ランキングでも上位に入りました。
第1期アニメは、原作漫画の第5巻途中(夏祭りのエピソードあたり)までが描かれています。アニメ化によってさらにファン層が拡大し、原作コミックスの発行部数も飛躍的に伸びました。また、アニメ放送後には埼玉・岩槻人形協同組合とのコラボイベントが行われるなど、作品の枠を超えた展開も話題となりました。
アニメ第2期の情報
ファン待望のテレビアニメ第2期(Season 2)の制作も決定しています。現時点で発表されている第2期の情報をまとめます。
制作決定の発表概要
第2期の制作決定は、アニメ第1期放送終了後の2022年9月17日に発表されました。当初は「続編制作決定!」との告知のみでしたが、その後2023年秋に行われたイベントや公式SNSで徐々に詳細が明かされました。
そして2025年3月には公式よりTVシリーズSeason 2として放送されることが正式発表されています。
放送予定時期
Season 2は2025年7月より放送開始予定です。具体的な日時や放送枠は今後発表とのことですが、Season 1と同じく夏アニメ枠でTOKYO MXほかにて放送予定と告知されています。2025年4月からは第2期に先駆けて第1期の再放送も行われており、改めて着せ恋ブームが盛り上がっています。
新ビジュアル・PVの有無
第2期の制作発表時にはティザービジュアルとして、新菜と海夢がこちらに微笑みかける新規描き下ろしイラストが公開されました。また、「Memories PV」と題した特別映像も解禁され、Season 1のおさらいをしつつ最後にSeason 2の新規カットが少しだけ映る内容でファンを喜ばせました。さらに2025年3月には「7月放送決定記念イラスト」も公開され、海夢が新菜の作業を手伝っている微笑ましい姿が描かれています。今後、本格的なPVや追加キャスト情報も順次発表されていく予定とのことです。
ストーリー展開予想
Season 2では、原作コミックスの第6巻以降のエピソードが描かれる見込みです。具体的には、文化祭での男装エピソードや冬コミ編、そして原作最終盤の物語まで描かれる可能性があります。第2期のキービジュアルには女装レイヤーの「あまね」(天野千歳)らしきキャラクターもシルエットで写っており、ファンの間では「ついにあのシーンがアニメ化されるのでは!」と期待が高まっています(※正式な内容は今後の続報をお待ちください)。
なお、第2期放送に合わせて関連企画もいくつか発表されています。
例えば、声優の直田姫奈さん(海夢役)による衣装作り企画「その主人公声優は服を縫う Season 2」の配信や、Webラジオ番組「その着せ替え人形はラジオをする Season 2」の開始など、第1期で好評だった企画の復活が決定しました。
ファン参加型イベントやキャンペーンも計画中とのことで、放送開始まで様々な形で盛り上げていくようです。
まとめ
以上、『その着せ替え人形は恋をする』の作品紹介でした。コスプレという趣味を通じて育まれるピュアな友情と恋、大好きなことに情熱を傾ける尊さが詰まった本作は、アニメや漫画に詳しくない方でもきっと心を掴まれることでしょう。ぜひコミックスやアニメを手に取って、新菜と海夢たちの煌めく物語を楽しんでみてくださいね。第2期アニメも控えていますので、今から予習しておけばより深く作品を味わえるはずです。これを機に『着せ恋』の世界に触れてみてはいかがでしょうか。きっと「ああ、趣味ってこんなに素敵なんだ」と思わせてくれる、キラキラとした感動が待っていますよ。
出典・参考サイト
本記事を作成するにあたり、以下の情報源を参考にさせていただきました。
- Wikipedia『その着せ替え人形は恋をする』
※本記事はCC BY-SAライセンスのもと、一部記述を要約・引用しています。 - アニメ『その着せ替え人形は恋をする』公式サイト
- アニメ・漫画関連ニュースメディア(アニメ!アニメ、コミックナタリー、電ファミニコゲーマーなど)